アルファロメオ156も、手元に来て早4年、そろそろ退艦の時期を迎えた、と書いたのは、前述のBlog記事の通り、そんな中、後継車の候補を思いあぐねている。 密かに思っていた意中の後継車はプジョー307cc、Web上の記事をザッとナナメ読みすると、307ccオーナーの多くは、正直、あまり良い事を書いていない。 プジョー・チームにて2度のワールドラリーチャンピオンシップを獲得したマーカス・グロンホルムでさえ、2004年、206から307へとWRCカーをチェンジした際、あまりのマシントラブルの多さに「このクルマには、もう、うんざりだ!」と、SS直後のインタビューで吐き捨てているほどである。 本当は、手堅いメイド・イン・ジャパン、もしくは、堅牢なメイド・イン・ジャーマニーが、賢明なチョイスではあるが、何故か購入意欲は減衰する。 個人的にはラテン系、やはり、主治医、348SP様、辣腕ブローカーのOくんの三人が自らドライブしても楽しいと推奨する147なのか、思いあぐねる日々が続く。 幸いにも156は好調、時間はまだあるので、ここはジックリと思案するのが肝要かも知れない(汗)
話は代わってP307ならぬF308、GWはドライブするぞ!と勢い込んでは見たモノの、例年通りの大渋滞に、敢え無くダウン、季節は、これから入梅へと変わりつつある中、月2回の帰宅において、ピーカンをドライブするチャンスは数少ない。 どうやら今年も、ロング・ドライブは夏季休暇の中日まで、お預けになりそうな気配である。 夜明け前にガレージをスタート、館山自動車道を一気に南下、盛夏であっても早朝なので、外したトップやサイドウィンドウから流れ込む涼風が気持ちイイ。 左手には沈み行く青白い月、右手には昇り始める真っ赤な太陽と、共に眺める事ができる。 また夏季休暇も中日となると、バカンスや帰省によって、首都圏近郊の高速道路は、早朝に限れば、意外にも空いており、昨年もアクアラインまで呉越同舟、共に高速ランデブー走行となった、見ず知らずのチューンド・インプレッサが一台だけだった。 果たして、夏季休暇の前にロング・ドライブする機会はあるのか?
モーター・スポーツ・シーンにおいて、白地に赤と青と黒のラインが引かれたマルティーニ・ストライプを知らないモーター・スポーツ・ファンはいないのでは? このマルティーニ・ストライプの主であるマルティーニ・レーシングとは一体何であろうか? 実はイタリアの老舗酒造メーカー、マルティーニ・エ・ロッシ社<今はラム酒で有名なバカルディ社と合併したので、バカルディ・マルティーニ社となった>のモーター・スポーツを通じて、ブランディングとプロモーションを担う部門である。 マルティーニは、そのスペルが示す通り、007ジェームス・ボンドが好む強いカクテル、マティーニの語源になったベルモットであるマルティーニを製造している。 マルティーニ・レーシングは、1970年代、ポルシェのスポンサーとなってレース活動のサポートを開始、1971年には、ル・マンにてマルティーニ・ストライプをまとった917Kが1・2フィニッシュ、これで一躍マルティーニ・レーシングの名が世界に轟ろいた。 F-1においても、1975年から3年間、ブラバムをマルティーニ・レーシングとしてスポンサードした。 1980年代に入ると、ランチアをスポンサード、ベータ・モンテカルロGr.5を始め、プロトタイプレーシングカーであるLC1・LC2、WRCにおいては、037ラリーやデルタS4、デルタHFインテグラーレをスポンサードして、輝かしい戦績を残した。 写真は308 Gr.4、美しいマルティーニ・ストライプをまとっているが、当時、マルティーニがスポンサードした308が本当にあったのか、知る由もないが、最も似合っているように感じる(笑)
モーター・スポーツを通じて、ブランディングとプロモーションを担う部門とあったが、平たく言えば、モーター・スポーツを通じて広報や宣伝を行い、ブランドに対する共感や信頼など、顧客にとっての価値を高めていく戦略、もしくは手法とあった。 40年以上、モーター・スポーツのみならず、パワーボートやアクロバット・エアプレーンなどのトップチームもスポンサードし続ける Martini & Rossi、確かに目先の利益も大事ではあるが、文化の発展に寄与する事も大切、しかし日本の企業において、到底、望めないスタイルかも知れない。