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308 & Citroen series

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Blogをご覧の諸兄は、秋晴れとなった先週末、如何お過ごしだったろうか。 久しぶりの抜けるような蒼い空、湿度も低いカラッとした秋らしい土日だった。 金曜日、名古屋は残暑とあって、退社後にポロシャツに短パンといった姿に着替えて帰宅、2100前、品川駅へ降り立つと、かなり肌寒い、いやホント寒かった。 当たりを見渡すと、皆さん、初秋の装い、盛夏のようなスタイルは、成田エキスプレスで空港へと向かう外国の方々とワタクシだけ、対面のホームで電車を待つ方々の好奇な視線が痛かった()
翌土曜日は、今日は乗るぞ!と、早朝より起床、外気温はたぶん10℃代前半、さすがにTシャツでは寒く、スウェットを着込んで、夏季休暇以来となるドライブへと出掛けた。 いつものように、ガレージにて少しだけ待機、水温が60℃近くに達してからおもむろにスタート、油温は未だ低く、1速から渋い2速をトバして3速と4速で緩々とドライブ、サスにショック、タイヤも含めてウォームアップ、最寄りのICへ登る頃には、すべてが滑らかに動き、満を持してアクセルオンとなった。 6月に主治医の工場にて車検更新、夏季休暇に乗るのは乗ったが、如何せん暑くて早々に撤収、代わって、この日は、前述のような素晴らしい陽気、高速・一般道と、存分にドライブ、実に楽しかった。 休日の早朝とあって、いつもの埠頭へと向かう幹線道路は閑散、油温も適正値となると、シングルコーンの2速もスパスパと入り、1速・2速とキッチリ7,000rpm以上回すと、心なしか以前よりツキが良く、何やら軽快に回る、しかし、あくまで主観の話。 一昨年、主治医の手により、コックドベルトとテンショナーベアリング他を交換したが、暖まると、タ・タ・タ・・・といったパウチしているような、いやタペットか、気になる音を感じたが完全消滅、もしかしたら、主治医が勧めたオイルへと変更したのが、功を奏したのか知れない。 やはり、手足のように動く308がシックリ、コレコレ!と思わず笑みもこぼれる。 巷には、超ド級のスーパースポーツが百花繚乱、高々240psなど、取るに足らないパワー、今となっては然して速くもないが、電子デバイスを介さない308を、勘とかコツでドライブするのは楽しいモノである。 楽しみ方はいろいろ、磨くのも大好き、この後、GGで丁寧に磨いていると、思わず、神は細部に宿る!と、独り勝手に、悦に入ってしまった(苦笑)

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308をガレージに収めた後は、日頃お疲れの156を洗車、308を磨いて、156を磨かない訳には行かない、一旦始めると、性格なのか、事ケリが着くまでツイツイ行ってしまう。 ディユースが主体の156、いつも乗りっ放しで可哀相、ここぞとばかりに隅々まで磨き上げると、気が付けば、辺りは薄暮、結局、この日は朝から晩まで、クルマに掛かり切りとなった。 翌日曜日はせっせと衣替え、名古屋から送った段ボールを荷解き、代わって冬モノの第一弾を梱包、寮に発送を済ませてヤレヤレ。 名古屋へ戻るには早過ぎる、時間は未だ午前中、そこで磨いたばかりの156にてドライブ、すると、乗れば乗ったで、156も捨て難い。 今春から156の退役前提で後継車の選定しているのは、周知の通り、しかし、それぞれ一長一短があって、おいそれとは決まらないモノである。

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月曜日、配下コヤジのドライブで、アクアにて得意先を向かっていると、名古屋市街の路地裏にて、偶然、シトロエンCXに遭遇。 コヤジは大のシトロエンファン、思わず停車させて、うずくまるように佇む、あの艶めかしいボディに魅入ってしまった。 その後、社用を片付けて事業所へと戻る途中、今度は更に稀少なDS21とすれ違った。 今日は、やけにクラシック・シトロエンに縁があると、車内で雑談していると、再び交差点にて目の前を2CVが横切った。 コヤジ曰く、これはエニシ、156の後継車はシトロエンしかないでしょう!と実に無責任な発言、確かにシトロエンは大好き、しかし、その信頼性を思うと二の足を踏んでしまうのも事実、ずっと以前、購入直前でやむなくキャンセルした、ほろ苦い思い出もある。 ともあれ、久しぶりに間近で観たCXはホント魅力的、個人的には今の感性にピッタリ、あゝ・・欲しいと心底思った。

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シトロエンとのエニシを思うと、過去にも多くあった。 BXは新車当時、西武自動車にてブレークを検討、しかし、クルマ趣味の諸先輩達に高い故障率と散財必至と諭されて断念、続いては前述のドタキャンしたCXとなったが、その後も性懲りもなく、埼玉県は深谷市にある著名なシトロエン専門店にてBXを試乗、しかし、コンディションがイマイチ、結局、食指は動かなかった。 シトロエンは、ホント小癪な奴で忘れた頃に、突然、目の前に現れる。 近年では、深夜の麻布は二の橋にて妖しい佇むCX、またツールドみちのくでは同じエントラントの素晴らしいコンディションのBXに目を奪われた。 こうして目の当たりにすると、しばらくシトロエン熱にうなされる事になる。 魅惑のシトロエンではあるが、実は、Fを購入するより、数段、覚悟が必要なクルマ。 クラシックとなったシトロエンCXBXは、今やタマ数も僅少、価格もジリジリと上昇、DSと同様に、もはやコレクションアイテムと言っても過言ではない。

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ならばXMとなるが、こちらも買ってはいけないクルマの権化、実は開発期間が極端に短く、事前のテストが不充分、マーケットに登場した後、壊れまくりは当然、後日、PSA会長が謝罪会見を開いたほど、ひどかった。 続いてはエグザンティア、こちらはクラシックまで行かぬ、まだ現役と言っても良いクルマ、しかし、最後のシトロエンとすでに賞されて、年式の割には高め、タマ数もだいぶ少なくなって来たが、未だミント・コンディションが散見できる。 DSは別格として、CXに端を発し、シトロエンを辿って見たモノの、とどのつまりのベストバイはエクザンティア、やはりクラシック・シトロエンは一筋縄では行かないクルマである。
 

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