9月は三連休が2回、前半戦はプレイフォーみちのく、そして後半は自宅にて休養を目論んだが、中日に社用、取引先の創業80周年記念祝賀会へ出席させていただいた。 会場は岐阜県美濃太田駅前のホテル、本来は、名古屋駅よりJR高山線にて一本であったが、車窓を楽しむべく、敢えて名古屋駅より名鉄は空港特急ミュースカイ、鵜飼いで有名な犬山を経て新鵜沼駅、徒歩で隣接するJR鵜沼駅まで移動、ディーゼル列車に乗り換えて2駅、右手に木曽川を眺めながら、美濃太田駅へと到着した。
式典は11:00からだったが、10:00と間違えて、9:00には会場へ到着、そんな事もあって周辺をブラブラと散歩、ローカル色がたっぷりで長閑な雰囲気が漂いイイ感じ、名古屋から北へと1時間、こんな街があったのかと、感心しきりとなった。 いつもは三河湾、海ばかりだったので、山々に囲まれた景色は実に新鮮、美濃太田駅はターミナル駅でもあり、JR高山線のみならずJR太多線、そして長良川鉄道に接続している。 スイカやマナカといったICカードの使用はここまで、ここから先は昔ながらの切符となる。 またホームには、松茸釜めしという美味しそうなお弁当が販売されており、多くの観光客が買い求めていた。
早着とあって、ホテルのカフェにて待機、開式時間が迫ると共に、旧知の同業他社の重鎮が続々と到着、開場時間となって指定された円卓の席次に着くと、隣りは気心知れた同業他社、時間も昼間とあって、あまり飲みたくなかったので助かった(汗) 定刻11:00から開式、社史の変遷をまとめたビデオの上映の後、来賓の国会議員のセンセのスピーチを皮切りに祝辞が続き、社長によるご挨拶、県会議員のセンセのご発声の下、乾杯、そして宴会が始まった。 この日は一応来賓なので、出て来るご馳走を片っ端から平らげていると、続々と社員の方々が訪れて、まぁ一杯と勧められたが、丁重にお断りさせていただき、単身赴任の本日の食事と、もっぱら旬の料理に舌鼓を打たせていただいた。
さて創業80周年といっても、なかなか続けられるモノではない、加えて地元中小企業となれば尚更、その秘訣は何処にと問えば、やはり経営者の資質だろうか。 同族ながら3代、現社長もすでにご高齢ではあるが、正に誠実、自ずと社員の皆さんも誠実そのもの、その誠実を基礎に、ダーウィンの法則ではないが、変化に順応しつつ事業を展開して来た進化の80周年に感じた。 この日の余興は、有に30名は居ただろうか、素晴らしい津軽三味線の生演奏、祝い唄が祝宴に華を添えた。 終始、和やかな雰囲気にて、時は流れて、最後に常務による謝辞があって、お開きとなった。 ちょうどナゴチョン大先輩も出席されていたので、どうだ!帰りに一杯、一緒に社用車に乗って帰らないか?とお誘いいただいたが、この後の予定があるんですとご辞退させていただいた。 14:00前というのに来賓の皆さんは、ほろ酔い気分の赤ら顔、ホテル前には多くの黒塗りの社用車が並ぶ中、真紅のFがtubiの爆音を轟かせてご登場、実は祝賀会の後、お近くの348SP様と合流、たまにはお茶でもと、予定していた。
社用車を待つ皆さんを尻目に、348spiderにてサッサと撤収、348SP様に連れられて、去る図書館に併設されたコジャレたカフェへ。 五十路のオヤジがふたり、JKではあるまいし、テラスで彼是と近況他をおしゃべり、傍から見たら、さぞや奇妙な、いやケッタイな光景に映ったことであろう(苦笑) この日は、特段の予定もなく、せっかくだからと348SP様御用達のドライブコースへと、落日の陽を浴びて348spiderはワインディングロードを右へ左へと、リアタイアの力強いトラクションを感じながら、一気に駆け上がっていった。 この348spiderは348のラストイヤーとなった1994年製、すでに20年を経過するも、実に調子がイイ、モデル末期なのでマイナートラブルは皆無、また生産台数が極端に少ない稀少車でもある。
陽が傾き始めた頃、どうせだったら一杯やってく?とタイムリーなお誘い(嬉)、お近くに居ても、そうそうお会いできる訳でもないので、最寄り駅近くの居酒屋へ。 時間は未だ17:00前だったが、348SP様の贔屓店、ご店主に交渉して開店前にお邪魔させていただいた。 生ビールから始まり、焼酎へと、美味しい串揚げをツマミにシコタマ飲んでいると、日曜日にも関わらず、店内は混雑して来た。 それではと、席を立って他店へと移動となったが、これまた御贔屓のオーセンティックなBar、そこで再び仕事からプライベートまで懺悔いや暴露話で大盛り上がり(汗)、この歳になれば、皆、いろいろとあるモノである(笑) クルマと言えば、クルマ道楽の上がりクルマ、サラリーマン生活の最終章を迎えて、最後に何に乗るか、何を所有するか、となった。 348SP様は、348spiderを手元に残して、上がりクルマとして430を、是非、手に入れたいと述べられた。 代わってワタクシ言えば、すでに308が上がりクルマ、特に欲しいクルマはない。 代わって156の後継としてW201を尋ねると、元々がメルセデス乗り、上位車種であるW124の方がタマ数豊富、お宝がある可能性大と。 他候補は?と続けると、BMWの633CSIや635CSIを薦められた。 確かにW201やW124が候補に入るなら、世界一美しいクーペと賞される初代6シリーズもありかも(汗) 今から10年ほど前、群馬県は前橋に赴任、懇意にさせていただいたクルマ好きの得意先より、知人が所有するピンの633CSIを破格の値段で乗る?と提示されたが、タッチの差で奪われてしまったことがあった。 なるほど6シリーズもヤングタイマー、果たして掘り出し物のお宝があるのだろうか?
普段はアルコール燃費が悪いくせに、気心知れた同士で飲むと、いつもより酔いが早く、ふたり共、結構な酔っ払い、そろそろ帰る時間も迫り、最寄り駅にてお別れした。 大丈夫?と念を押されたが、大丈夫!と被りを振って乗車、ちゃんと犬山駅で乗り換えて本線に乗ったまでは良かったが、案の定、寝入ってしまい、気が付くと2駅隣りまで、慌てて戻って事無きを得たが、あれだけ強かったアルコールも、すでにピークを過ぎたことを自覚せざるを得なかった(恥) 348SP様、突然のお誘いにも関わらず、お付合いをいただき、誠にありがとう御座いました。 これに懲りずにまた遊んで下さいませ。